父には借金癖があった
私の父は、昔から借金癖がありました。
初めての借金は私がまだ生まれたばかりの頃だったそうです。
そのときは、釣竿が欲しかったそうで、10万円ほどのお金を銀行で借りたそうです。
母はその時、その事を打ち明けられてすぐにお金を返したそうです。
そのあと、父の借金が発覚したのは、それから10年後くらいでした。
銀行からの電話で発覚しました。
金額は200万円くらいで、その使い道はパチンコだったそうです。
その時も母はすぐに貯金を下ろして、そのお金を返してしまいました。
父はそのあとも2回ほど200万円ほどの借金を繰り返しました。
家庭環境は最悪で、いつも母は父を怒鳴っていました。
父は、家庭ではほとんど話すこともなく、たまに話をしているときは、母に責められて借金があることを白状しているときでした。
私にとっては反面教師となった
父は、600万以上借金を繰り返してそのお金は全部パチンコや競馬、宝くじなどにつぎ込んだそうです。
仕事場の仲間もそのようにしていたらしく、一緒に遊んだりする仲間にもお金を借りていたようです。
母の凄いところは、その借金が発覚すると、そのままにすることなく、自分の母親にお金を借りたり、自分の貯金を下ろして返済にあてたところです。
私たち子供は、とくに返済に追われていたわけでもなく、家族の喧嘩のみしか修羅場がなかったので、本当に感謝しかありません。
父の借金癖はある時を境に、ぱたっとなくなり、今は趣味の野球にのめり込んでいます。
趣味や、楽しみがなかったので、パチンコにはまっていったのではないかと思われます。
父と母の苦しみを見ていたので、私自身は借金をしようとは全く思わないので、そういう面では勉強になりよかったと思います。
