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定期預金は、一定の期間銀行にお金を預けることで、より高い金利を得ることができる金融商品です。
普通預金と違って一度預けると預金時に決めた期間の間(つまり満期になるまで)は原則払い戻しができません。

定期預金のメリット

銀行員の説明 自由に出入金ができない分、金利が高い…これが最大のメリットです。
預ける期間は数ヶ月から数年となりますが、預ける期間が長ければそれだけ金利も高くなります。
しかも、定期預金に預けた時点での金利はずっと変わらず、満期になるまで同じ金利となります。
例えば契約の時点で1%の金利だった場合、金利の情勢がどのように変わっても1%の金利は保証され続けます。

長期間預けることが可能な資金がある場合には、定期預金に預けることをお勧めします。

定期預金のデメリット

一度預けてしまうと、原則払い戻しができないという点でしょう。
預ける期間が長いほど利息が多くなりますが、必要なときにお金がなくて困った…ということのないように、
定期預金に預ける金額や期間をじっくり検討して決めておくことが大切です。

単利と複利

定期預金の場合には、単利と複利という2種類の利子の付き方があります。

単利とは、付いた利子を利子としてそのまま受け取る仕組みになっています。
例えば3年満期の定期預金に単利で預けた場合を考えてみましょう。
単利の場合には元本に1年後、1年分の利子が付きます。2年後も同額の利子が付きます。
満期になった3年後にも同額の利子が付きます。
つまり、満期になると、元本に加えて3回分の同額の利子が受け取れると言うことになります。

一方、複利とは付いた利子を元本にその都度組み込んでいく仕組みです。
単利の例と同じように、3年満期の定期預金に複利で預けた場合を考えてみます。
1年後には1年分の利子が付きますが、この利子は元本に組み込まれます。
2年後には「最初の元本に1年目の利子を足した金額」に対して利子が付きます。
3年後には「最初の元本に1年目の利子と2年目の利子を足した金額」に利子が付きます。

同じ金額を同期間預ける場合なら、断然複利の方がお得と言うことになります。
預ける期間や銀行によって違いますが、選択できる場合には複利をお勧めします。

ただし、定期預金には中間利払いという仕組みがあり、預けている期間の途中で、付いた利子を受け取ることができます。
もしも途中でこの利子を受け取りたい場合には、単利がお勧めです。
複利だと利子はその都度元本に組み込まれてしまうため、この利子を途中で受け取ることはできません。
使い方をよく考えて、単利と複利を上手に利用しましょう。

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